2022年10月6日

日本糖質学会会員各位 皆様、既にご承知のように、昨日発表された2022年ノーベル化学賞は、「クリックケミストリーと生体直交化学の発展」という授賞理由で、アメリカ、スタンフォード大学のキャロリン・ベルトッツィ教授と、デンマーク、コペンハーゲン大学のモーテン・メルダル教授、アメリカ、スクリプス研究所のバリー・シャープレス教授の3人が受賞されました。特に、ベルトッツィ教授とメルダル教授は、糖質・糖鎖科学分野で大いに貢献されてきた方々です。昨日のライブでの受賞理由の説明の折に、我々が見慣れた糖鎖の模式図が使われた時には、深い感慨を覚えました。 今回の受賞は、化学と生命科学が融合することの素晴らしさを示したものであり、まさに本会の志向する方向を力強く後押ししてくれるものです。改めて、今回のご受賞を皆様とお祝いしたいと思います。 日本糖質学会会長 石田秀治